葉っぱ一枚の出来事

 07,2015 09:00
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その場所で,その形で,保っているのが奇跡的!という感想。この水滴写真♪

久しぶりに両親が来てくれた。何をするともなく一緒に過ごす週末。いい時間。
「いつごろまでこうやってお父さんの運転で長野に来ることができるかねぇ」と母。年々,両親に会える機会とその存在のありがたみを感じ,別れ際はいつも切ない。
お互いいつまでも手を振って姿が見えなくなった後,私には少し涙がにじむ。

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帰り際,車に乗り込んだ母が「ちょっと・・・ああ,これ,食べる?2号の記念樹に今年なった甘柿だよ」と言って不恰好な甘柿を手渡してくれた。それと「これも食べる?おやつに」と,封の切ってある南部煎餅を窓越しに手渡してくれる。
ちっとも飾らないもの。そして温かすぎて泣けちゃうもの。親って,本当に,いつも,ずーっと,こんなだ。

「お正月には会えないから,今度は暖かくなった時だね」と父。まだまだ寒い冬はこれからだから,春まで会う予定はない。だけど顔を合わせても合わせなくとも,毎日のように思ってくれるのがわかる。

唐突だけど,私が初めて生理用品を使う練習をした昔話。私はまるで覚えていないけれど,お風呂上りの茶の間で,新しいパンツにナプキンをあててはく練習をしてみたそう。そうしたら父が「格好いい。」と誉めたんだとか。そして初潮を迎えた翌日,担任の先生に「昨日ね初めて生理が来たんだよ。そうしたらお母さんがおめでとうって言ってくれたんだよ」と,躊躇なく話したらしい私・・・。屈託無さ過ぎ・・・な気もするけれど(-_-;)。
だけど,非行に走る少女に共通な背景として,初潮を迎えた際,否定され,嫌がられた経験を持っているという統計を思い出し,そうされなかった当時の自分を幸運と思う。

少なくとも自分が成長し,体が変わっていく事を,喜んで温かく受け止めてもらったという経験は,私にはどうすることもできない領域の「ありがたさ」だと感じる。記憶にはなくとも。

人の根底にあるのは,そんな数々の場面が積もった,土壌。一つ一つの言葉や場面,たわいない出来事は,まるで一枚一枚の葉っぱ。それが幾重にも積み重なって,樹木を育て支える腐葉土になるように思う。

帰り際くれた,不恰好な柿と南部煎餅。きっと私は忘れてしまうだろう。だけど,またこの出来事が,私の土壌となる葉っぱ一枚なのだ。

葉っぱ一枚一枚の出来事。今日もこうして私の土壌を作ってる。

両親へ。ありがとう。心からどうもありがとう。
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Comment 2

2015.12.07
Mon
15:14

♪デコ♪ #gwQYCaNk

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いいお話です^^
デコもそうだった。

デコは身体が小さかったので初潮は中2だったの。
クラスでも最後の方。
全校朝会で食事もしたのに一人ゆらゆら揺れて変だなぁと思ったら倒れてね。(記憶がなく)
そして帰ってからその事を報告したら多分くるかもねぇ何て言われて数時間してやってきたの。

その時赤飯炊いて近所に配って
当時デコがそれを持参したんだけど
何だか嫌な感じでね。

お祝いなんだろうけど
異性に目覚める時期。

しかし高校の頃友達が聞いてきた。
生理の血ってどこからでるの??
おしり??って。。。

えっ!てなって
膀胱・子宮・肛門と教え
子宮から出血するんだよってデコが教えてね。

その子は生理を汚いものと親に教えられたそうだ。
その子の話を聞いて初めてデコの親がした事は
子供の性教育をしていくのに必要な事なのだと。

山麓さんの話は深いわぁ。
当時を思い起こさせてくれる。

ご両親大切にね^^

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2015.12.07
Mon
22:06

山麓 #-

URL

デコさんへ

ふらふらして数時間後に来た,とは,初めて聞く話です。そういう事があるのですね。
>お赤飯・・・嫌だったお気持ち,わかります・・・。成長の節目節目の周囲の態度が,本人の自分に対する評価や受け止め具合に大きく影響しますね。初潮だけでなく,自分の存在や成長を否定されたりするような,そんな思いをする子が,どうか一人でも多く減りますように。

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