キンミズヒキの実

 16,2015 05:50
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これは「キンミズヒキ」。小学生の頃,この実をしごき採って手に隠し持ち,友だちの服に投げつけるとくっついて,お互いおもしろがってやりあったのを思い出す。自分の知らないうちに,あちこちくっついてたりも,する。

この草には薬効が。抗菌、消炎,鎮痛作用がある。
歯ぐきの出血や口内炎,のどの荒れたときなどには,乾燥した全草5グラムに200mlの水を加えて煎じ,約半量まで煮詰めたもので1日数回うがいを。
3号の歯茎の炎症がなかなか完治しないから,これでうがいをやってみようかな~。せっかく周囲に生えてるんだから(笑)。

ここ数日,のんびりと過ごしてる。暇っぽいけど,この時間はなかなか貴重。バタバタしてると思いつかないような考え方とか,一息入れてじっくり物事を考える時間になったりとか。
昨年からこの地に来て,仕事もせずに暇続きだけど,もしかして,私の今後にとっての大事な分岐点なのかもしれないな,って思う。きっとそれまでの私からシフトチェンジする時,っていうか。
実は少し前まで,凹が大きくて,とにかく我慢してやりすごすしかないと思いつつ,それなりによどんだ。更年期かな,と思いつつ。で,こういう一つ一つの波を感じて,どんな風に自分がやりすごしたり,波が収まっていくのか,とか,知った方がいいのかもと思うようになった。
これからもきっと,この波は来る。子どもの風邪がどんな風にかかって,どんな風に回復するのかを知るほどに,あまりバタバタしなくなるのに似てる(と思いたい)。

20代の頃,初めての職場で,朝毎日バタバタと出勤する私に,ロッカー近くでこっそりと,新聞紙に包んだ「ふかし芋」を手渡してくれたおじいちゃん職員がいた。今になって思い出し,あれは,単なる「芋」だけをもらっていたのではない,と思う。家で,私の顔や普段の様子を頭に浮かべながら,家族に言って2~3本台所からもらったりして,朝の出勤前,新聞紙に包んで鞄に入れてくれたんだ。その寄せてくれた心をもらってたんだなぁ。
あの頃の私だって,嬉しかったし,感謝もしたけれど,どこか単なる「お芋くれるなんて,なんか面白い!」とか,「ラッキー!」的な感覚しかなかったように思う。

ホームステイした先の家族とトラブルが生じた時,実家の父に言われたことがある。「どの家族だって,お互い気をつかい合って暮らしてるわけでしょ」と。
「え?!お父さん,私に気をつかってたの?!」と,そこで初めて,そんな考えがこの世に存在することを知った能天気アホ娘・私。

最近になってようやく,自分の恵まれ方,周囲のありがたさに,少しだけ目が覚めてきたような気持ち(笑)。それだってまだまだだけど,少しでも,こんな事を考える機会になったこの「暇」。地面に足が触る(着いてるとは思えない)感覚を伴って,目を開きたい。自分の知らないうちに服についてたキンミズヒキの実を,初めて気づく瞬間みたいに。


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