栄養って

 29,2015 08:04
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この地に越してきてから,自然に囲まれ,恵まれ,周囲には「こだわりのお店」などが点在していて,色々おもしろい。

だけど,最近ふと,自分がどこか自由でなくなってるなあ,と感じる。
持ち寄りランチでも,お砂糖は使わない方が,とか,ジャガイモや小麦を避けてるアトピーの方がいらしたなあ,添加物はもちろん,肉魚はご法度的・・・・とか,思うと,メニューに気をつかう。

・・・学びの場でもあるのだけれど,そうこうしているうちに,私は今,食べ方や暮らし方について,自分と家族,周囲も縛ってる。

以前,とある学校の栄養士さんは「減塩食」にものすごく心血を注いでた。だけど,青春まっさかりの高校生たちにはまるで味気なく,結局給食を食べずに近くの商店でカップラーメンを買い食いする高校生が大量発生するという事態に(笑)。

・・・・もっと,食べることって,楽しくて明るくて,「このお野菜にはカロチンが豊富なのよ~」「お砂糖は体に毒だから,ダメよ!」などと血眼になった母親に指図されて食べるものじゃ,ないと思う。

私は作る側だから,気にすることは,それはそれで,ある。
だけど,食べるときには,できるだけためらいなく喜んで食べてほしいし,食べて罪悪感(いけないものを食べちゃった,的な)なんて,ないほうがいい。

昨日,子ども1号が,「お母さんが栗でモンブラン作ったら,ケーキ屋さんほど甘くなくて,ぼそぼになる気がする」って言った。
なんだ・・・前述の栄養士さんと同じ響きがあるじゃないか・・・・その「ケーキ屋さんほど甘くなくて」って響きは,「お砂糖を控えめに」っていう私のためらいを的確に表してる。やだな。そんなの。

お砂糖だとか,添加物だとか,残留農薬だとか,そういうものに気をつけたい気持ちは,ある。だけど,それと同時に楽しみと思い切りがすっかり奪われてたら,もうそれは,健康のためというお題目の,味気ないサプリや薬と大して変わらないんじゃないの?栄養って,きっとビタミンとかポリフェノールだとか,そんな細かい成分を気にして摂取するものじゃ,ないんじゃない?

楽しむことと,気をつけること,このバランスの着地点が見えない感じ。少なくとも自分で自分を(だけでなく周囲も)縛ってる感覚は,どげんかせんといかん・・・だなぁ。
ま,悩みためらいながら作る料理はたぶん美味しくないし,嬉しくもないだろう。
さ,直売所に行って,美味しそうで手ごろで食べたいものを買って,子どものリクエストも聞いてみよう。(3号はきっと「キャビアとフォアグラ」って言うだろうけど(笑)!)

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