有元葉子『「使い切る。」レシピ』

 27,2016 22:18

今日も雨が降ったり止んだり。涼しかったり,蒸し暑かったり。

先日図書館で借りた本の中に,有元葉子さんの『「使いきる。」レシピ』という本があった(講談社 2015年)。
その最初のページの文章が,よかった。

「わたしたちは思い込みにとらわれていることが,実はとても多いのです。たとえばキャベツを1玉買ってきて,その日のうちに半分使ったとする。(中略)今日使ったキャベツも,使わなくて一見「残った」かに見えるキャベツも,同じキャベツです。(中略)使わなかった半玉にラップをかけて,冷蔵庫に何日も入れっぱなしにすれば「残りもの」になる。つまり,食材を「残りもの」にしているのは,自分たちなのです。」

なるほど!

「会社の中で社長が優れていて,一般社員が優れていないかというと,そうではないでしょう?役割が違うだけですよね。
(中略)今日使ったキャベツも,使わなかったキャベツも,大根の中身も,むいた皮も,セロリの茎も,葉っぱも,価値は同じで,役割が違うだけ・・・。」とも。

レシピをパラパラと見てみると,「もったいない」から使うのではなく,素材そのものの,まだ知られていない美味しさ,一般的には意味なく捨てられてしまう部位の美味しさと役割を引き出すレシピや話が載っている・・・茄子の皮だけを使ったキンピラとか,キャベツの芯だけのフライとか!(←ホクホクして正体不明の美味なのだそう。食べてみたい)

・・・・この本の,なんだかとてもホッとする部分は,有元さんのこの素敵な姿勢を随所に感じるからかもしれないし,気取りがなく,そしてとっても美味しそうな家庭料理満載の本。

有元葉子さんの事は,こんな素敵な哲学を持ってお料理する方だったんだな,と,初めて知った。まだじっくり読んでいないページもあるので,これから読み進めるのが楽しみ♪

著者の「筋」を感じて読むのが面白かった。有元葉子さんの『「使い切る。」レシピ』を読むチャンスに恵まれてよかったなぁ♪
ありがとう。



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Comment 2

2016.09.29
Thu
23:15

yuki #-

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山麓さん♪
さきほどは、コメントありがとうございました。
山麓さんもあのおナスを食べたことがあったとは、とっても嬉しくて心躍る気持ちになりました(笑)
ほんっとーにとろけるおいしさですよねぇ!

この本、素晴らしいですね。
フランスではこのような考え方をする人はほとんどいないと思います。
日本人の細やかさ、物を大事にする、使いきる、という心が現われていますね。
こういった小さなことを大切にする気持ちって大切ですね。
教えてくださってありがとうございました。

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2016.09.30
Fri
21:52

山麓 #myL4WF3Q

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yukiさんへ

yukiさん,ご訪問&コメントをどうもありがとうございます。
美味しいものの話は,万国共通ですね! いつだって,食べ物の話には花が咲きます❤
物を大切に使い切る,という発想はそちらには少ないのでしょうか(;_;)。
実は・・・というお話がどこかに埋もれていないかしら。。。と,一人想像してみました。フランス流,物を大切にする方法・・・いつか見聞きする日が来ますように。

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