ブラック企業

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高校生となった子ども1号。
とある部活動(のようなもの)に,自ら手を挙げて立候補し,メンバーとなった。
これには,家族も,友人も,結構ビックリw(゚o゚)w。
だけど,本人がそんな風に頑張ろうと思ってしたこと。応援するよ,と,声をかけた。

さて,その活動がそれなりに始まると,連日帰宅は遅く,帰宅後も,何やらその活動のための暗記物や,ツールの作成など,何かと忙しそう。
そして,次第に「勉強まで手がまわらない・・・」と,夜中私が就寝する頃につぶやいたりして。

数日前,ふとした会話から,子ども1号がふと暗い顔をした。聞けば,「ちゃんとした理由があれば辞めたい」と言う。「伝統」の名の下に,不可思議なやり方や,めちゃ効率悪そうなのに変えない決まったやり方などが散見。確かにその中で今後ずっとやるのは,苦しいだろうな。
「活動に,自分にとってプラスになることを見出せない」と,1号。

これはもう,辞めるのに立派な理由。辞めていいんだよ,と話すけれど,1号は「でも自分からやると言ったから」「社会に出ても,仕事だって辛いけどやらなければごはん食べていけないでしょう」と言う。
「でもねー。合わないものは,合わないし,私も仕事とか,やっぱりできません・・・ってこと,結構あったよ。最初から別れようと思ってつきあい始める恋人同士もいないよねー」(←と,なぜか恋の例えをした私)。
「別れる時は,情を残さずキッパリと!だよ。辞めたいなら,早いほうがいい」と私は言った。

同期の子たちにラインで「突然ですが辞めます」と言ったら,「もう自分で手を挙げてここまでやったことが,充分すごいよ」と言ってくれたすばらしき仲間が。そして誰も責めることはなかったらしい。私はそれを聞いて,心でウルウルしてしまった。担任からも,自分の納得できないことに,自己犠牲のようにしてやる必要はない,と言われたそう。
なら,明日には,辞める手続きを・・・・というあたりで,一区切り。翌日を迎えた。

日中,休み時間を利用して子ども1号からラインで連絡が来た。どうやら引き止められ,説得され,涙を流してるらしい。
・・・・(´・_・`)大丈夫かな・・・・色々心配な気持ちになる。

そんなこんなの時間を過ごし,昨日になって1号が夕食の時間に言った。「あのね,あそこは,ブラック企業なんだって,気づいた!」と。休み時間も取れず,昼ごはんも梅干1個くらいしか食べられない日もあり,とにかく忙しい。帰宅後も,覚えることが満載で,とにかくひたすらわが身を捧げ続けなければならない・・・・。
本人の中で,「あそこはブラックなんだ」と認識できたのなら,後は,踏ん張るのみ。きっときっと次から次へと説得者が来るであろうが,そこにひるまず,一貫して「継続の意志はありません」とハッキリ言うのみ。
理由を聞かれたり,根拠を示してと言われたり,親の意見を聞くことを否定されたりと,いくつかのアプローチがあったようだった。

そして・・・・ついに!
今日の昼間,1号からラインが。「クビになった(笑)」

やったー!!!+゚。*(*´∀`*)*。゚+ ついに念願の退部!!その部にしがみつく事など,ない。もっと,自分が納得する中身のところで活動すればいい。忙しいのがダメなのではなく,自分の納得できる中身かどうか,という意味。
今日帰宅する途中で会った1号は,合格発表の時よりも,もっと嬉しそうに,私の所に走り寄ってきた(笑)。
帰宅してお祝い。
話をして聞いてもらい,一緒に考えてくれていた友人たちともお祝いのライン交換♪
「クビになってお祝いしてもらうって・・・(苦笑)」と1号は言ったけれど,「クビがめでたいのでなく,クビになったことで,1号が元気でいられそうなことがみんな嬉しいんだよ。1号が元気をなくして泣いて暮らすなんてことが,みんなには悲しいことなんだよ」と話した。

逃げちゃダメなんて,ないと思う。初めて「辞めたい」と1号が言った夜,いつか報道された,ある自死してしまった女性会社員の話をした。自分の周りに違う道,選択肢が見えているうちに,選べるうちに選ばないと,頑張るだけ頑張っているうちに自分が追い込まれ,逃れる道が見えなくなり,自死という選択肢しか残らなくなってしまうことがあるんだよ,と。

何度でも,何度でも言いたいと思った。選んでいい。逃げていい。辞めていい。自分を守って!って。

結果的に,1号は素直に自分の気持ちを話してくれたし,私も話ができて,本当によかった。今回の件は,親子ともども,本当にいい経験だった。契約,恋人,宗教など,これから色々な場面で足を踏み入れたあと,「やっぱり身を引きたい」と思うことが出てくるだろう。その時,今回の出来事をまた,思い出してほしい・・・「選んで,いいんだよ」。

やらなかった後悔より,やった後悔,と言って,手を挙げた今回の活動。結果的に,少しばかり痛い目にもあって,涙もたくさん流したけれど,やっぱりこの経験をしてよかったと思う。

また,元気にいこうね。これからも応援しているからね。

そんなこんなで・・・
今夜は一息,ついてます❤。
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